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フォーラム記事

如月 朔
PURENESS
PURENESS
2024年8月21日
In 詩
言葉は絵の具 キャンバスに書き殴る自己表現 書き連ねるは私の言葉 きっと君には届かない 期待はしない 怯えもしない 君が嗤ったあの日、私が失ったのは私への信頼 自分を疑ってしまったら、挨拶の言葉すら忘れてしまった 君らの言葉と私の言葉は違うみたい? それでも私は私を諦めきれない 一丁前の承認欲求を 微かに残る自己愛を マッチで擦って火を灯す ここで静かに眠るまで、私は私の言葉を書き続ける
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2024年6月24日
In 詩
春の桜と父の声 夏の花火と祭り囃子 秋の栗と母の声 冬の日の出とお年玉 そこに埋めた思い出を 掘りおこしては、埋めなおす たとえ時代が変わっても、心が土に還ることは無いでしょう
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2024年5月07日
In 詩
あの人は化け物です。常にハキハキと喋り周りを笑かしている。 あの人は化け物です。口角は下がること無く背筋は天に引っ張られ続けている。 ある日誰かが「気味が悪い」とあの人に言いました。私にはこの人も化け物に見えました。 その場はしんとして誰一人言葉を発しませんでした。擁護も、同調も、非難も、憤怒もありません。 ちょっと気まずくなり「言い過ぎでないの」と発してみたら、あの人がこちらをちらと見、その場から出ていきました。あの人は終始、化け物でありました。 気にかかりあの人を追いかけました。あの人は、泣いていました。人間のように、それでもどこか化け物じみた静かな涙です。「君が泣かしたんだよ。」あの人は天に見放された背で、コロンと言いました。ただ顔は、笑っていました。柔い日射しのような顔に私も涙が込み上げて来て、「それは、悪いことだったかしら?」と答えながら、そっと、あの人に寄り添いました。 化けの皮が剥がれたあの人は、血が流れているだけの歪な人形でした。
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2024年2月10日
In 詩
冷たい空気を吸いながら、花咲く季節を期待する 切なく愛おしい温かさを抱きながら、いつかの日差しを思い出す 煩わしい程の活気を纏いながら、あの匂いと忙しない日々が来ると想像する 暖色の下、時間が足りないと嘆きながら、いつの間にか短くなる日を寂しく思う また、会えますように。 私たちは、何度も別れを告げ、何度も巡り会う。
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2023年12月07日
In 詩
ある少女が、星に手を伸ばし希望を唱えました。 けれど大人は少女に言います お前はおかしいのだから、夢など見れるはずも無いと。 「画家になりたいな。」 「お前が無数の中で果たして輝けるのか?」 「先生なんてどうかしら?」 「お前が人の見本であれるなどと思っているのか?」 「自由に生きたい」 「まともで無いお前が社会に馴染めるのか?」 だんだん星は少女の目の前から姿を消していきました。 そうして一切の希望は潰えて、少女は目を閉じ、後はただ、暗闇へと流されるだけ。
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2023年11月25日
In 詩
何も無いのは憂鬱で 何か有るのは億劫で 謎の焦りに駆られ雨が降る 止んだ後は曇り空 光が見えず憂鬱 晴れは滅多に来ないけれど、会いたいと思ったら、生きようと思った
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2023年11月07日
In 詩
まわるまわる 世界はまわる 誰の意思もなく ただまわる とめてとめて 私をとめて 世界から切り離して 一人にさせて 私は不出来な役者 場を乱して 無価値のまま捌けていく まわるまわる 思考がまわる 厄介なもの全て 捨ててしまいたい だけれど光に焦がれてしまう まわるまわる 世界もまわる 理不尽に舞台へと引きずり出される 引き裂けそうな痛みを感じながら 舞台の上で道化を演じる 演じて 考えて 演じて 考えて いったいこの世界は いつまでまわるのか
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2023年9月08日
In 詩
心の扉が開かない 私の心がわからない 心の扉が開かない 鍵はあるのに回らないの 問いかけても、問いかけられても、それは沈黙している。 話したくない訳じゃあないの、話す物が出てこないのです。 孤独は嫌 人が怖い そんな物も扉の中 こじ開けようとしたら、痛くて痛くてたまらない 何のため苦しんでいる?苦しんでまで生きている? 答えは一つ。死ぬのが、怖いのです。 生きる事を辞めたくても、死ねないなら、止まる事を許されない。否、違う。 止まりたいと伝えられない、痛いのも苦しいのも、全部全部、扉の向こう側にあるのです。 結局私は、一人じゃ生きれない一人ぼっちの雛なのか
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2023年8月11日
In 詩
私は水の中に居る 空気を求めて顔を出す 私は水の中に居る エラなど無いというのに 私は水の中に居る きっと神様が間違えてしまったのだろう 私は水の中に居る 渦にはまって引きずり込まれる  息継ぎの仕方はどんなだっただろうか 私は水の中に居る 力を抜いて泡となろうか 私は水の中に居る 苦しさを耐えた先に解放があると信じて 私は水の中に居る 生きる意味なんてそんな物だろう 誰かに認めて貰える存在意義なんて 滅多に見つけられる物じゃない 私は水の中に居る 息を求めて生きている 私は水の中に居る 水上には何があるのだろう 私は水の中に居る どうか私を日の下へと引きずり出して
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如月 朔
PURENESS
PURENESS
2023年8月03日
In 詩
夜空に光る花びらが 私の心を突き刺した ドッと力いっぱい光るから 思わず泣いてしまったわ 夜空に光る花びらを 久しぶりに見に行った もう泣かなくなったら 無性に綺麗だと思えたの 夜空に光る花びらは 今年はちっとも咲かなかった ようやく綺麗だと思えたのに また嫌いになっちゃうわよ 夜空に光る花びらは 次の年もその次も咲くことはなかった もうどんな風に綺麗だったか 思い出せなくなってしまったわ 夜空に光る花びらが 今年はやっと咲くらしい とびきりに嬉しいけれど もう私少しは大人になったのよ あの頃のきらめきは また取り戻せるだろうか 夜空に光る花びらを 数年ぶりに見に行った そこにあるのは変わらない綺麗な火花だった 夜空に光る花びらを 私の手で掬い上げ ぎゅっと閉じ込められたなら この胸の高鳴りは いつまでも止むことはないでしょう
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如月 朔

PURENESS
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