庭に落ちた椿の花を水を張った大皿に浮かべてみたごめんなさい散る覚悟を汚す残酷な我儘を許して欲しいあなた達を見送るは私で居たかった庭に落ちた椿の花を水を張った大皿に浮かべてみた浮かぶ泣き顔をなぞる様に椿の花が揺れている
雪影さん、初めまして。
これからよろしくお願いします!
椿は、私も大好きな花です。
花の形、色も、可愛く、つやのある葉も素敵ですね。
椿を育て、花が落ちた後も、その花を愛しく抱きしめ、そうして水を張った大皿にそっと浮かべて、いつまでも眺めている作者の、やさしいまなざしをしばし想像していました。
また、「浮かぶ泣き顔をなぞる様に
椿の花が揺れている」との、
花に、儚いいのちを見るような表現が、とても素敵だなって思いました!
ゆめの
近くの観光地、武家屋敷の庭の水盤に椿の花が浮かべてありました、風流だなとそれだけでしたが、こんな風な捉え方もある、詩の題材っていたる所に転がっているんですね、自称詩人を名乗るなら常にアンテナを張り巡らせて、雲のささやき、風の歌が聞こえなければだめですね。
雪影さんは残酷な我儘と感じておられるようですが私には黄泉への餞、そんな優しさを感じました。
庭に落ちた椿の花を
水を張った大皿に浮かべてみた
花びらが落ちた所も自然界の摂理としてそっと見守ろうとするやさしさとそれを拾って水を張った大皿に浮かべてしまった申し訳なさの両方に挟まれた作者の優しい気持ちが伝わってきます
でも椿は今きっと水の張られた大皿でもう一度息を吹き返してきっと美しい花びらを開いていることでしょう
作者の優しさが伝わってくる詩だと思いました