この世は一瞬の幻。どこから来て、どこへ向かうか、僕らは誰も知ることが出来ない。確実にあるかに見える今、見えているものが現実だと、いったいだれが保証するのか?無理やり連れて来られた世界。僕らがこの世に来て、宇宙に何の変化があっただろうか?さあ酒を飲もう。この苦しいひとときを、歓喜に近いものにするために、酒を酌み交わそう。過去は妄想、未来は蜃気楼。今のこの瞬間だけが、僕らに与えられた取り分なのだから。
ゆめのさん
コメントありがとうございます
誰しも、このような思いにとらわれる事はあると思います。
特に、詩を作るような思慮深い人ではあればなおさらです。
この作品は「ルバイヤート」というアラビアの作品をもとに書きました。
哲学的で厭世的でありながら、不思議と心が軽くなる作品だと思います。