朝の空気の薄青が
君の心に似ているから
冷たい空気を吸い込んで
僕の心も薄青にしよう
そうしたら
僕の心も君に近づけるか
少しでも君の心が分かるのか
薄青の君の心
透明に近く所在も分からず
手を差し伸べても触れられず
薄青の心の君
伏し目がちな瞳は
滅多に僕を見ようとはしない
君の心の薄青
それは君の心の否定なのか
それは僕の心の拒絶なのか
心の君の薄青
以前は微笑んでくれたのに
最近はうつ向いたまま逃げるよう
薄青の君の心
薄青が変わって違う色になれば
僕は幸せに近づけるのか
薄青の心の君
それとも君を否定してしまうのか
僕が求めるのは何色の君か
君の心の薄青
君は薄青それ以外にはならない
君は薄青僕は薄青の君が好きだ
心の君の薄青
うつ向いたままでも良い
微笑んでくれなくても良い
朝の空気の薄青が
君の心に似ているから
冷たい空気を吸い込んで
僕の心も薄青にしよう
そうしたら
僕の心も君に近づけるか
少しでも君の心が分かるのか
愛繕さん
誰かをいとおしく思う時は、自分の中に同じものがあるのが、わかるから ...
でもすべて同じじゃない、違う部分がたくさんあるのだと知った時も、相手を変わらずに好きでいられるだろうか ... と、あなたの詩を読んで、ふと、そのような思いをめぐらせていました。
薄青の心は、"君" の心であると同時に作者の心、あるいは作者の憧れの心ではないでしょうか。
まだ未成熟であり、壊れやすい、なのに限りなく美しく、優しい色 ... それが、私が思う"薄青の心" のイメージです。
君への愛しい思いが、赤裸々に綴られており、優しさとためらいが入り混じった、とても綺麗な色の、作者の心のうたであると感じました!
YUMENOKENZI