赤い線黒い線
どちらがプラスでどちらがマイナスか
そんなことを迷い悩みながら
機械をいじっていた
赤い線黒い線
どちらが上りでどちらが下りか
そんなことを迷い悩みながら
人生で立ち止まっていた
意外な時に重要なことがやって来る
だから突然行動が必要になる
人に聞いたり本を読んだり
外に出るということ
赤い線がプラスで
黒い線がマイナスだから
赤い線を赤い線につなごう
黒い線を黒い線につなごう
すると鮮やかに思い出が往来し始めた
日々の人生で
どこから上りどこから下るべきか分かったということ
これからの人生がまた
スタートするということ
Yasu naさん、こんばんは。
初めてバッテリーを放電させて、兄の車のバッテリーから、2本のケーブルを四苦八苦して繋いで充電したことを思い出しました。
何かの機械の、赤い線、黒い線のプラスマイナスを、正く繋がねばならない、突然の事態。
作者の迷いと、それからの行動が、そのまま人生と重ねたとしても、やがて正い方向、流れへと、颯爽と舵を切る作者の姿を、最終フレーズに垣間見ました。