カーテンすら開けず
暗い部屋の中で唯一人
身体は深く沈み込み
胎児のように背を丸め
死んだように生きていた
頭の中の世界に溺れ
現実を忘れ夢に遊び
日は昇り気づけば沈む
唯一の喜びは詩や物語
触れるために生きていた
私はいつからか書き上げる
詩や物語を私のために
私はいつからか書き上げる
詩や物語を見せるために
恐る恐る扉を叩いた
扉は開かれ私は出会う
同じ色や音などない
個性豊かに語りかける
詩人と愛子たちの
世界に目を奪われた
我が愛子を舞台にあげる時
胸の音が耳元で聞こえ
頭の中で警報が鳴り響く
私はあまりに臆病だから
観客席に人が現れ眺めてく
時には声がかかることも
我が愛子に興味を持たれる
その喜びで胸はワルツを踊る
ありがたいことだと私は思う
触れる画面の向こう側
その先にいるあなたと
文字と想いと電気を通して
この時代に生まれたからこそ
すれ違えた奇跡に感謝する
扉を開けてくれた優しい人
私の愛子を受け入れてくれた仲間
私を甘いと嗜める言葉をくれた先人
通りすがりで目線をくれる人々に
溢れんばかりの感謝を贈ろう
一人孤独に沈み過去に囚われ
思い込みで恐怖に溺れた
目は見開き毛を逆立て牙を剥く
想像は妄想に変わり現実歪めた
弱くてごめんなさい
生きるにはあまりに脆かった
ガラスのような破片で傷つけた
だから一人孤独に生きた
傷つけないし傷つかない
いるけどいない人だった
そんな私の心に光は差し込む
あたたかな居場所を与えた
この場に心からの感謝を
どれほど言葉で飾り立てても
この想いは言い表せない
故にシンプルに伝えよう
ここに来て本当に良かった
詩で繋がれて嬉しかった
儚い夢も生まれた
砕けたガラスは光に触れた
少しはキラキラ煌めいた
生きていて良かった
……ありがとう
すぅさん グループコンテンツで冷めない距離のスープを公開します。
すぅさんをメンバーに追加しましたので、時間が有る時に遊びに来てください。
宜しくお願いします。色々と御迷惑をかけてしまい申し訳ありません。