月にそっと手を伸ばす
触れられない輪郭を
優しく指先で撫でる
慈しむかのように
指先は届かないと知り
触れられないと嘆き
傍に来てくれないのと
丸い雫は頬を転がる
拗ねる赤子もういない
あの日見た夜空と同じ
空に浮かび柔らかく輝く
手に届かないと知りながら
あの日と同じように
指先をそっと天に伸ばす
瞳に月からの光が映り煌く
憧れ続けるのは胸が詰まる
でも好きだから楽しい
届かなくてもいい
指先を月に伸ばす時間は
そっと輪郭を愛でるのは
私にとっての幸せ
月を見つめ静かに微笑む
期待なんてしてないよ
今晩は
美しい詩だと思いました。
たとえ届かなくとも
月に手を伸ばす、私の好きな
ukのジョーストラマーと
同じ言葉です。
ニュアンスと意図する所は
異なるかもしれませんが、
共感するものが、ありました
🎸