この世に生をうけまして 45年経ちました未だ上手に生きられず日々悪戦苦闘しております私の両手はカラッポです何もありません気がふさぐコトもありますがせめて愛を夢を優しさを大事にしたいのです未だ私は夢の中にいますこの手紙に見えない切手を貼り見えない君に届けたいと思います紙ヒコーキみたいに
西川さん、こんにちは。
現代人は、両手に抱えきれないほど何かを持っていないと不安で仕方がない。
確かなものと錯覚した不確かなものを求め続け、さらにそれを失うことをも拒絶して、気付かないうちに心は疲弊している。
「私の
両手は
カラッポ
です
何も
ありません」
疲れた多くの人たちへの、心の処方箋・・言い換えるなら「優しさ」そのものですね。