僕の目に映る世界
僕の耳に聞こえる世界
どれが本当でどれが偽物?
ずっと本当だと思っていた
でもそれは僕の妄想で
偽物だったと気がついた
誰かと話して分かったよ
過去と世界は引っくり返る
僕を追い詰めていた恐怖は
過去から生まれた妄想
今は安全だったんだね
ずっと気づかなかった
これからは正しく扱おう
僕の想像力は僕のために
そして誰かのために使おう
そのためにもお別れしなきゃ
ずっと苦しんできたのに変だな
ようやく離れることができるのに
どうして僕は泣いているのかな
ずっと一緒にいたから寂しいや
でも別れは必然で必要だから
バイバイ僕の過去に僕の妄想
もう君等に守られなくても
僕は生きていけるから
今まで弱い僕を守ってくれて
本当にありがとう
僕の過去に僕の妄想は
もう未来につれていけない
だからここでお別れ
……ごめんね
僕の中で安らかにお眠り
お休みなさい
……さようなら
すぅさん
苦しかった過去からずっとそばにいて、主人公をなぐさめてくれた妄想とのお別れのうた .... 恋人のような、親友のような、それ( 妄想 )はきっと、主人公の未来が、光り輝いているのを、一瞬で理解したにちがいない ....
二人の別れと同時に起こったのは、それは、主人公の夜明け、未来への旅立ちなのだと感じました! ゆめの
すぅさん、こんにちは。
とてもキュンとくる詩に感じました。勝手な解釈ですが、別れの悲しみに満ちた作品と思いました。
ラストで終わりの始まりと書かれていますが、このあと妄想から完全にふっ切れた時が始まりの始まりなのかなと想像してしまいました。
こんばんは。
自分の中で何かが吹っ切れた瞬間でしょうか、人は苦しい時に空想に浸って現実逃避することがありますね、でもはっきりとした未来の姿が見えて来た時、今まで自分を守ってくれた優しい夢と別れなければならない、それをこんな風に優しい言葉で送れる、素敵ですね。
「バイバイ僕の過去に僕の妄想
もう君等に守られなくても
僕は生きていけるから」
抜粋させていただきました所に作者が過去から脱皮して今飛びたつ蝶のようなとても素敵な詩だと思いました。その希望と勇気が伝わってきます。