たとえば、僕の気持ちが自動ならばあなたの望み通りに抱(いだ)けたでしょう役立たずで自律型になれないAIは誰も救えないひねれば太陽が、手を離せば夜になるボタンそれは私達にはとても扱えない矛盾たちにはとても。思い通りにいかなくてもいいことがある。「想いの果て」にあなたを傷つけるかもしれないけれど、それは優しさと言うべきでしょう秋の夜はすこし寂しげに鳴き止まないけど冬を越せばまた想う声が届きますから。
秋の夜はすこし寂しげに鳴き止まないけど冬を越せばまた想う声が届きますから。」
たとえAIがすくえなくとも矛盾達がどうであっても作者が最後に書かれた一行に作者の優しい語り掛けを感じた素敵な詩だと思いました。