冬になると思い出す香りがあるストーブよりも冷たくてだからこそ肌の上で物語を読み始める不安が消えない日は何か楽しいことを考えたり柑橘系の甘酸っぱさに腐ることのない夢を包んでオブラートのような月曜日を溶かしたくなる 生身のままなら傷付いてしまうことも香りを纏った心で守り続けられると思う雪だるまだとかもみの木だとか形あるものばかり愛されても目に見えない香水の輪郭を誰かに褒めて貰えたら僕の内側で冬が始まる
「柑橘系の甘酸っぱさに
腐ることのない夢を包んで
オブラートのような
月曜日を溶かしたくなる」
「目に見えない香水の輪郭を」
抜粋させて頂きました所がとても素敵は表現で何回も読み直しました。
特に「目に見えない香水の輪郭を」の表現は心をそくそくさせられました。。