広い教室の中で一人で過ごす
座っているのは一番左の列
可笑しいよね声が聞こえる
どこからか視線を感じる
私一人しか居ないのに
視線がいくつも背中にささる
耳元で嫌な笑い声が聞こえる
振り返ったら何故か暗い部屋
監視カメラのある部屋みたい
そしてスピーカーもいくつかある
おかしなことは2つだけ
監視カメラの映像をみるモニター
沢山並んでいるの知ってる?
そのモニターを見たの
目の前には人の目があった
それもモニターの数だけあった
全部私の方を見て監視していた
スピーカーから声が聞こえる
いろんな人の声が聞こえる
私のこと言ってるらしい
操作しようと電子版に向かう
でも見たことない言語で動かせない
パニックを起こしかけて
目を閉じ叫んだ
私は教室に戻っていた
授業中居眠りして悪夢を見たらしい
突然立上がり叫んだ私に皆驚いた
私は恥ずかしくなって謝り座った
夢でよかったと胸をなでおろし
ふと頭の中に疑問が起きる
私何で教室にいるの?
だって私は社会人……
クラスメイトと先生が
同時にニヤリと笑った気がした
私は何に囚われているんだろう
気づき背筋に寒気が走ったあと
記憶が遠のき全てを忘れた
あれ?何があったんだっけ?
記憶にもやがかかったみたい
何も思い出せなくなった
いつも通りの学生生活を
楽しむことにした
※これはフィクションです。
実在の人物や団体とは一切無関係です。
ミステリーでホラーが含まれた詩を
初創作しまして楽しんで貰えたら幸いです。
すぅさん、こんにちは。
詩で、ミステリーとは、なんと新規!
夢の中で見た事、実体験が、作者自身の不安、心配事と密接に関わっていたとしても、こうして一つの作品として、自分の、誰かの、眼前に、ポンと置いた時点で、作者は勝った! って、何に?! 笑
SFミステリー小説の書き出しのようにも思え、主人公の今後が気になるところです。
初創作、面白かったですよ! 楽しかったです!! ゆめの