ベールのような雲の合間をくぐりぬけていく満月がやさしく夜空に舞う夜くっきりした白い雲はそのまわりを大きな鯨のようにゆっくりと泳いでいるこの月の透明なほほえみと離れた場所で意志を秘めたようにかがやくあのシリウスをかなたで暮らすあなたの夜空にそっととどけたい
なんともいいですねえ。10代のころの恋心を思いだす詩です。