私はいつからか、白線の上を歩かなくなった。小学生の頃はよく歩いていたのに。 君という月に手を引かれて、白線から落っこちたんだ。 そうして、戻り方も忘れてしまった。 大人になった今、また白線の上に足をのせてみるけれど、合わない。合わせられない。 一度落ちてしまった私だから、もう馴染めない。 仲間外れで孤独。それを美しいと言って今日日咀嚼している。
昔は、普通のことが新鮮に感じられたり、逆に特別ではないことが今は、愛おしく感じられることがあるのですが。
そんな思いを言葉にされたように感じとても惹きつけられました。